すきまブログ

すきま時間に書いてます。

旦那とのコロナ自粛の日々を振り返ってみた

緊急事態宣言が出た時、私は妊娠7ヶ月頃ではそろそろ安定期も終わり、妊娠後期に差し掛かるかという時期だった。産休は5月の下旬からだったので不安を感じながらも普通に職場には行っていた。幸いにも電車通勤ではなかったのが救いだった。

 

できれば有給休暇を使ってゴールデンウィーク明けぐらいまで休ませてもらえないだろうかと相談しようと思っていた矢先、ありがたいことに職場の配慮でとりあえずゴールデンウィーク明けまで給料も保障されたまま休めることになった。

 

旦那はというと2月の下旬あたりからすでにテレワークになっていて、常に家にいる状態であり、その日から私と旦那の奇妙な自粛生活が始まったのであった。

 

ちなみに旦那は4月いっぱいで今の職場から他へ転職することが決まっていて、5月いっぱいは有給休暇消化で丸々1ヶ月休みの予定であった。

 

テレワークといえども仕事は仕事なので一応旦那と一緒に起きて一緒に朝ご飯を食べた。電話会議と時などは狭い家なので特に逃げ場もなく、会議の邪魔をしないように静かにしている生活だった笑

 

お昼休憩の時間になると今日はお昼どうしようか?パスタ?ラーメン?などという会話を毎日のようにして一緒にランチをする。

 

会議などがない時間は仕事の邪魔にならない程度におしゃべりしたり、時々私が散歩がてらスーパーへ買い物に行ったり、ベビーグッズを手作りしてみたりなどという生活を送っていた。

 

テレワークになってから残業もほとんどなくなったので、夜ご飯はだいたい一緒に作ることが多く、2人揃って食べることができた。そして夜のニュースで今日の感染者の人数を確認するのが日課になっていた。

 

そして夜はというと、働いていた頃は10時半ごろにはだいたい布団に入っていたのだが、仕事に行かなくていいため毎日0時過ぎに就寝という夜型人間になっていったのであった笑 

その頃FF7のリメイクを買っていたのもあって夜は2人で少しずつストーリーを進めていた。

 

最初は絶対暇を持て余すのだろうなと思っていたが、元々そこまでアウトドア派ではなかったので意外にもこの自粛生活が苦ではなく、むしろ何もしていないのにあっという間に一週間が過ぎていき、暇を暇と感じない自分に恐怖を感じていた。このままだと休み明けに仕事行くの辛いなぁーとか、私やっぱインドアなんだなとか、そんなことばかり考えていた。旦那がテレワークだったので話し相手がいるというところも大きかったと思う。旦那とずっといられる嬉しさと安心感もあり、不謹慎だがこの生活も悪くないなと感じていた。すいません。

 

休日になっても遊びに行く場所はなかったけど、旦那と手を繋いでいろんなことを話しながら近所を散歩するのが幸せだった。新しい道やお店を発見したり、公園のベンチで自動販売機の缶ジュースを飲むだけでも十分幸せだった。自粛前だったらそんなことでは到底満足できなかったに違いないのに。まぁそれはいいことかもしれない。

 

あっという間にゴールデンウィークも終わり、案の定緊急事態宣言も延長された。そしてなんと職場の方からそのまま産休に入ってくださいと連絡が来た。ヤバイ、めっちゃ嬉しい!← 旦那も5月は丸々休みなので、2人の休みがこんなにかぶるチャンスなんてなかなかないのにどこにも行けないとう悔しさは当然あったが、コロナがなければ私もここまで休めなかったことを思うと仕方ないことだな。

 

そして2人のニートのような1ヶ月が始まった笑

 

旦那も休みなので基本早くても9時起床、0時過ぎ就寝というなめた生活をしていた。そして旦那にマイクラというゲームに誘われて2人で没頭したり、散歩したり、少し凝った料理を作ってみたりなどをして毎日を過ごしていた。きっとこんなに一緒に入れる日々なんて次は老後かなというくらい一緒にいた。あまりにも一緒にいるものだから、6月から里帰りして旦那と離れ離れになったら寂しくになるに違いないと考えて寂しくなっていた。

 

緊急事態宣言もそろそろ解除かなというときに、久々に旦那と駅前でランチを食べた。その時の幸せな気分は不思議な感覚だった。外食ってこんなに幸せなことだっけ?入ったお店は普通のハンバーグ屋さんだったが、めちゃくちゃオシャレな店でデートしているような幸せな気持ちになった。ランチのあといつぶりだろうか、スタバのドリンクを飲んだ。テイクアウトのみだったが、これがまた美味しいのなんのって。その後スーパーで買い物して帰っただけなんだけど、なんというかめちゃくちゃ充実した1日を過ごした感じだった。自粛マジック?

 

5月最後の週、子どもが産まれる前に2人でディナーしたいという私のわがままに付き合ってもらい、久々に2人で桜木町をデートした。お店はほとんど空いてなかったけど、テイクアウトしたコーヒーを飲んだり、山下公園をゆっくり散歩したり、それだけで本当に幸せだった。夜はギリシャ料理屋さんに行って、客はほぼ私達しかいなくて、2人でゆっくり食事ができた。ああこんな風に2人でデートすることもしばらくお預けかなと思うと、より一層今という時間を愛おしく感じたのだった。この時の感覚はきっと忘れないだろうし、忘れたくないな。

 

6月に入って旦那は転職をして社会復帰。第1週目の土曜に私は出産のため里帰り。2人の魔法のような不思議な日々はついに終わってしまったのだった。今思えばとても貴重で愛おしい日々であったなと感じる。旦那への愛も深まったように感じる。

 

幸いなことに私達夫婦は経済的にコロナの影響も受けずにのほほんと過ごすことができ、それは本当にありがたいことであった。世の中には大変な思いをした人がたくさんいるのにこのブログを読んで不快な思いをした人がいたらごめんなさい。

一刻も早くコロナが収束することを願っています。